28 　今年 70 歳になると思えないほど、エネルギッシュな笑顔で新事業に就いて語 る大輔。まだまだ事業への思いは尽きないようだ。大輔自身が「執念の人」と 評した父・五十八士譲りの企業家魂が、大輔の中に確実に受け継がれているよ うだ。 「利用者に配布するタブレット端末を通して、『健康』『暮らし』『学び』 『遊び』の４分野に関する情報やサービスを提供します。同時にタニ タの体組成計や歩数計ではかった数値をオンラインで家族や友人と 共有できる見守り機能も付加しました。 サービス名は「絆」ステーション。孤立しがちな高齢者にもっと社 会とかかわり、健康で生き生きとした生活を送ってもらえるような サービスに育てるつもりです」 「まだまだやりたいことがありますね。『健康』を深堀し続けること によって、たくさんのビジネスチャンスを見出してきましたが、ま だ掘り下げる余地は残っているようです。新しい角度からもう一度、 健康ビジネスに取り組んでいきたいと思っています」