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そのため、私は日本人気質が強いので、間違いたくないという 気迫があるため、画面ににらめっこをしながら、分量を目で測っている ああ、これは 3分の1カップくらいかな?とか これは 小さじ1くらいだろう というようにだ そして メモっていく 結局、日本人は 成功か失敗かの どっちかでないとだめという気持ちが強いのかもしれない。けれどもアメリカ人は その中間でも十分満足できるのだと思う。つまり、成功でなくても 失敗でなくてもいいってこと。成功か 失敗かのどちらかではなく、その中間にある 大きなスペースを 大切にできるということ かもしれない。ああ、これってすばらしい発想だと思う。 成功がゴールではないということだ。 成功しなくても、おいしく食べれればいいということだ。 私の多くの失敗したクッキー。材料はとてもいいものばかり。 そして、食べればおいしい。けれども見た目はちょっとというもの。それでもおいしければ見た目はどうでもいいということだ。おいしくて、それを仲のよい友人とでも いっしょにコーヒーをはさんで食べればそれでいいではないか。ということだ。 人生も同じである。ゴールではない。しかも絶対に成功といったゴールでなくてもいいのだ。要はその過程にあるのだ。 いかに最後に到達する過程で 人生を思いっきり楽しめたか にかかるのだ。その間に 何をしてきたかによって その人が評価されるべきなのだ。 34