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四川の山奥はパンダの故郷である。パンダが住んでいるのは四川省、甘粛省、陝西省の限られた地域だが、80%以上は四川省に住んでいる。しかし、度重なる密漁や森林伐採という人災に加えて、1970年代から80年代に竹の一斉枯死という天災が発生し、今では野生パンダの生息数は1000頭にも及ばないという。パンダは、今では絶滅危惧種であり、自然保護のシンボルでもある。なぜなら動物保護の国際組織「世界自然保護基金(WWF)」の正式なロゴマークにパンダが選ばれているのだ。 中国政府はパンダを絶滅危惧種として大切に保護している一方、パンダの愛くるしい容姿を利用して、平和友好の象徴として外交にも利用してきた。四川には、パンダを保護、繁殖させ観光も出来るように、いくつかの自然保護区と放し飼いのパンダ研究所がある。 18 China Life 成都