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- 22 - ザルツブルグ鉄道音楽隊来日の思い出 サクソフォン 柴田 尚人 ザルツブルグ(以下ザルツ)の来日の際にメンバーのホームステイの割り振りを当時団長 の石塚さんと行ったが受け入れ先が少なく自分が西山町に所有していた家が空き家だった ため6名を受け入れることになった。ただ自分一人では面倒を見ることが困難なため落合さ ん、小林(旧姓小森)さん、山本純子さんたちに助けてもらいながら受け入れの準備をした。 ザルツのメンバーは来日後直接浜松に来るのではなく三日間ザルツ市と姉妹都市である 神奈川県の川崎市でお世話になった。その時にお世話になったのが川崎吹奏楽団であり現 在も交流が続いている。この川崎の三日間も自分も同伴することになり石塚さんと山本清 司さんと成田空港まで迎えに行った。我々の2002年演奏旅行でザルツに行った時にはホー ムステイをせずメンバーたちとのコミニュケイションが少なかったため親交のあるメンバ ーはいなかった。それでも空港で再開した彼らは見覚えのある顔が多くいた。 その夜に川崎市の歓迎会が川崎市長もお見えになり盛大に行われた。 翌日は川崎駅前での演奏があった。演奏後に解散となり夕食も宿泊施設まで帰るのも各 自でということだったが電車とバスを乗り継いて全員が無事に帰ってきた。 3日目は横浜の中華街で各自昼食をとった。彼らはしっかり集合時間を守りこちらの手を 煩わせることはなかった。まあ裏ではいろいろありましたけど。 浜松到着後あいホールの歓迎会でメンバーたちは各ホームステイ先へ割り振られた。自分 が家を空けていた間に落合さんたちが受け入れの支度をしてくれていてメンバーと浜松で の最初の夜を迎えた。ただお互いにまだ慣れずこの時に撮った集合写真を見てみると笑顔 がぎこちない。 翌日から昼間は演奏や見学、夜に自宅に帰れば宴会という日々が続いた。人数も多かっ たために毎晩ビールが1ケース無くなり自分が寝た後も宴会は続き朝起きれば冷蔵庫はか らっぽになっていた。 |