- 30 - 鹿児島演奏旅行の思い出 チューバ 高林 克則 鹿児島演奏旅行の思い出は多々ありますが、個人的に一番印象に残っているのは、宿泊 先の国立大隅青少年自然の家で一緒になった地元の中学生吹奏楽部の生徒さんとの交流で した。今回、たまたま旅行後にBASS パートの生徒さんへ送ったメールが見つかったのでそ れを、演奏旅行の思い出の代わりに掲載していただき当時の感情を飾らずにお読みいただ ければと思います。 鹿屋市立吾平中学校 吹奏楽部 BASS 赤野 圭 さん、赤坂 香奈 さんへ ここ浜松では、秋も深まり、そろそろ冬の気配まで感じられる今日この頃、皆さんの鹿児島 ではいかがですか？ 遅くなってしまいましたが、お手紙有難うございました。短い時間でしたが皆さんと一緒に 楽器を演奏できたのは、私たちにとっても大変楽しく、有意義な時間でした。 偶然、先生と一緒にタバコを吸った縁で、皆さんと出会ったわけですが、私たち浜松市民吹 奏楽団にとっても鹿児島演奏旅行の良い思い出になりました。 また、微力ではありますが皆さんの楽器演奏に少しでも役立つアドヴァイスが出来たのでし たら嬉しく思います。私がTUBA を吹きはじめたのは丁度皆さんと同じ、中学生の時です。た またま先輩がいなくて、自分で教則本を見たりして練習していた当時を思い出し大変懐かしく 思いました。 その時からもう35 年もこの楽器を吹いている事になるのだと改めて思います。他のスポー ツなどと違い、音楽は年をとっても続けられる趣味です。実際、私が一緒にやっているオーケ ストラには70 歳を過ぎても続けていらっしゃる方が何名かいます。 皆さんも、この先、止めたくなったりいやになったりする時もあるかもしれませんが、なる べく長く楽器を続けて、楽しんでやってもらえたらと思います。 わからない事があるようでしたらまた手紙かメールで連絡下さい。可能な限りお答えするよ うにしたいと思います。では！