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- 33 - 第4 回演奏旅行の思い出 トランペット 神村 浩一 第2 回目の演奏旅行の直後に入団し、仕事の都合で3 回目の演奏旅行に参加できず、4 回 目の演奏旅行にようやく参加できました。 とにかく移動と宴会と観光が多く、その合間に演奏していた印象です。気候は、じめじ めして暑苦しい日本の夏と違い、半袖でもエアコンがいらないくらいで、とても過ごしや すかったです。 ウィーン市庁舎前で演奏したときは、夕方でしたが、あまりお客さんがいなかったのに、 夜10 時ころの、DVD コンサートでは、同じ会場が満席状態でした。音楽の都ウィーンさす がだと思いました。レッツ市ではぶどう園を見学しました。日本のぶどうの木は背が高い ですが、こちらは人の背丈くらい。これも気候の違いによるものだそうです。このぶどう 園、ドイツとチェコのまさに国境にあって、団員が並んで国境をまたいでいる少し間抜け な写真もしっかりと撮りました。 ザルツブルクでは、写真でしかみたことのない城郭や教会、街並みはどこへ行っても新 鮮でした。ミラベル宮殿、記念コンサートでは、温かい拍手やスタンディングオベーショ ンがありました。ザルツブルク鉄道音楽隊との演奏も楽しかったです。私は、マルクグリ ョーニンゲンにも同行しました。ミュンヘンから向こうの新幹線みたいなのに乗りました。 ちいさいながらも、かつての城郭都市でありワイン作りもさかんで、観光客として十分楽 しめました。ワインがおいしかった。この時のガストゲーバーは寮に住んでいて、そこに 一緒に泊めてもらいました。字が読めなくて、その後手紙を送っても返ってきてしまい、 音信不通になってしまったのが残念です。 旅行中、それにしてもたくさん食べました。飲みました。毎夜のように交流、つまり宴 会でした。昼間もよく飲み食いしました。ドイツやオーストリアの人は、体格が大きな人 が多いのが納得。ビールやワイン、それに肉。値段に比例して量も多い。とにかくよく飲 み、よく食べました。元来私も肉が好きですが、帰国した直後にラーメン屋に直行したと き、そこでは1 枚のチャーシューすらたべられませんでした。そのくらい肉を食べ飽きて いました。 私にとっては初めてのヨーロッパ訪問であり、演奏旅行でした。夢のような時間はあっ という間に過ぎてしまいましたが、一度に思い出せないほど、たくさんの思い出ができま した。機会があればまた行きたいと思います。