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- 7 - 浜松市民吹奏楽団の皆さま 今年、浜松市民吹奏楽団は40 周年を迎えられたとのことです。この特別な年に際して、 皆さまに心からのお祝いを申し上げます。この祝典は、浜松のすべての演奏家や音楽を愛 する人々にとって特別なものとなるでしょう。 浜松市民吹奏楽団は音楽の質のみならず、遠くの国々の楽団と密接な交流を行っている という点でも非常に優れているといえます。振り返ってみると、浜松市民吹奏楽団と私達 の楽団は長きにわたる友好関係を築いてきました。そして大変喜ばしいことに、私達の楽 団も今回の記念祝典に招待をしていただきました。喜んで私達も日本へ赴き、記念の年を 一緒にお祝いしたいと思っていたのですが、日本までの距離が遠く離れていることを考え ると、今年そちらへ赴くことは叶いませんでした。しかしながら、私達が浜松の音楽家や 友人達のことに思いを馳せていることに変わりはありません。 浜松市民吹奏楽団とマルクグリョーニンゲン市吹奏楽団との最初の出会いは1989 年にゲ オルク・テル・フォルトと故山本雅章氏によって準備されました。そして同年、両楽団は マルクグリョーニンゲンでの第23 回国際音楽祭の場で最初の挨拶を交わしました。この訪 問によって今日まで続く両楽団の友好関係が始まり、浜松市民吹奏楽団は国際的な友好関 係の大使となりました。 マルクグリョーニンゲン市吹奏楽団にとって、1991 年春の浜松への訪問は、団員達のか けがえのない思い出の一つとなりました。素晴らしいおもてなしもあり、この13 日間の旅 行の思い出は団員達の記憶に今でも鮮明に残っています。未だにこの旅行のことを感謝し ているほどです!その後、1995 年と2002 年に、高橋博治団長と指揮者の塚本好司氏をはじ め、浜松市民吹奏楽団の皆さんがマルクグリョーニンゲンを訪問されました。一緒に過ご した数日間は私達にとって素晴らしい日々だったことを覚えています。 今年、私達はあなたがたの招待を受けることができませんでしたが、私達は心から、将 来にわたって浜松の友人たちと強固な関係を保っていくことを願っています。 私達は、皆さまが素晴らしくまたとない記念の年を過ごされると信じています。マルク グリョーニンゲン市吹奏楽団の名において、私は今回の祝典が皆さまにとって思い出に残 るものになることを願うとともに、ドイツより心からの挨拶を申し上げます。