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2 エンドルフィンと『イキイキ』の発見 ..  リラックスについて研究していくうちに辿り着いたのが、1975年に発 見されたエンドルフィンという脳内物質でした。化学的な構造がモルヒネに 似ていることなどから日本では『脳内麻薬』と呼ばれることもある物質です。 強い鎮静作用や免疫作用を持ち、脳を活性化させることで創造性や気付きの 力を高め、多幸感やリラックス効果をもたらすことがわかっています。意図 的にリラックス状態になるために、このエンドルフィンの分泌を意識的に起 こすことができないかと考えました。というのも、先に述べたとおり、エン ドルフィンは気付きや創造性、多幸感にも結びつくわけですから、分泌を促 すことができれば、とてもよい状態で生きることにつながると考えたからです。