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.... 的メカニズムとして説明すれば、梅干しは酸っぱくて、唾液で酸を薄めな いと、口の粘膜が傷付きます。そこで身体は、「梅干しは、酸っぱいので、 唾液を出して抵抗しなければならない」という物語を記憶していて、その 物語が「梅干し」という言葉を耳にしたり、あるいは梅干しを見たりする という体験によって引き出されたわけです。  これはエンドルフィンのようなホルモンの分泌にもあてはまります。心 臓は、自律神経とホルモンで自動的に動いていますから、誰も心臓の働き を勝手に変えられるとは思いません。ところが、「大きな火事が目の前で起 こっている」と上手くイメージできれば、心臓がドキドキして来るはずです。 このようにホルモンには、それぞれ相応しいイメージがあることが予測さ れます。したがって『イキイキ』するためには、必要なホルモンであるエン