【DO!BOOK・ページリンク】
0000238001   34 / 62

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


.... 飲み込めないのです。赤ちゃんの口元を見るとよく分かります。   リラックス状態の舌の姿勢を日本では、『くつろぎ』と呼んできました。 噛み締め、食い縛りの反対の行動は、この『くつろぎ』です。「くつ」は、 牛や馬の口につける輪の「くつわ」の「くつ」で、「口」の古い日本語です。「ろ」 は「うつろ」の「ろ」で洞穴を表します。「ぎ」は、「あるものとあるものが、そっ くりである」ときに付ける日本語の接尾語です。つまり『くつろぎ』とい う日本語は、「口が洞穴のようである」と言っていることになります。この 状態をつくるには、舌を上の顎に付け、特に頬の筋肉と、顎の関節と、喉 の奥から力を抜きます。するとこのとき、全身の筋肉の緊張のセンサーの 感度が上がり、身体のあちこちに力が入っていることに気づきます。「ここ に力が入っている」と気づけば、力を抜くことができます。こうして『正