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.... 者か」という疑問にこう答えています。「我々は人類として生まれ、人と人 との間で生きて、人間に育って行く動物である」。この言葉に異を唱える人 はいないでしょう。我々の全てがこのように感じています。誰しも自分が 育ったと感じるときに感動して、最大の喜びを感じるものです。自分では どう考えても決してできない感動を、自動的に生み出しているのは、『本来 の自分』ですから、感動という現象が生まれるときには、その『本来の自分』 が『この世を生きる目的』と一致していると考えられます。言い換えれば、 感動や自責の念は『本来の自分』からのメッセージだと言えます。  するとこの「自分が育ったと感じる時に感動する」という体験が語って いることは、「『本来の自分』は、育つことを目指して存在している」と言っ