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の中に閉じ込め』られていて、全く気付くチャンスがありません。だから 誰も『本来の自分』や魂を話題にすることはありません。すると「カゴメ」は、 「籠の目」ではなく、先程来書いてきたように「籠の中に閉じ込めた」とい う意味で、「籠込め」と書くべきでしょう。籠の中に閉じ込められていて目 には見えない『魂』、この人生の主人公は、一体いつ出て来るのでしょうか。  ここでカゴメの歌は、『鶴と亀とがすべった時には、その闇夜が明ける前 の晩になる』、と言っています。つまり『鶴と亀がすべ』れば人生の闇から 解放されるわけです。すると鶴と亀は何かを譬えたものと考えられます。 そしてここで徳川家康のお墓の像を思い出してみると、鶴と亀が一体となっ ています。ということは、この「スベった」は、鶴と亀が一緒にツルっ! ....