1　心がわかれば、人生の闇夜が明ける 　いまさら言うまでもなく私たちは、心と体を使って生きています。例え ば私たちが病にかかるとき、この心と体はどのような反応を起こしている のでしょうか。心と体は、たびたび経験するように、不安があると瞬時に 自動的に緊張してしまいます。緊張すると、筋肉が縮みます。すると、筋 肉で調節されている血管が縮んで細くなるので、血液の流れが悪くなり、 白血球の供給が減ります。その結果、免疫力が下がって組織抵抗力が弱ま るので、組織に病が起こります。このような仕組みで心と体の緊張が病を 生み出しているとわかれば、病を治す努力をする前に、心と体から緊張を 除く工夫が必須になると気づきます。 ..