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記憶が残る4歳前に起きたことが原因で、心の中に否定的な自己イメージ が生まれて育ち、潜在記憶として残ったことになります。では何が起こっ たのでしょうか。三つ子に起こる否定的な自己イメージの原点は、自分に は価値が無いとして『見捨てられた』ように感じてしまう事件が起こるこ とにあります。私の場合は、「自分で食べるように」と言われることでした。 ある時まで私たちは、誰でも食べさせて貰っていました。母親との距離も 近く、食事は楽しい一時でした。ところが突然「もう大きいのだから、こ れからは自分で食べなさい」と宣言されます。大人になってしまえば当然 のことですが、三つ子にとっては青天の霹靂とならないでしょうか。私は、 「何か自分が悪いことでもしたので、母親が自分の世話から撤退しようとし ているのではないか」と感じていました。 ....