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.... 私は独立しました。お祝いに来てくれた父が、自宅兼診療所の建物を見て ボソッと言いました。「一部鉄筋、大部分借金か」。 でも診療所にはたくさんの患者さんが来てくれました。一生できないと 思っていた結婚もでき、子供も生まれ、人生は順風満帆のように思えました。 ところがある朝目が覚めると、首が全く廻らなくなっていました。ピク リともしませんでした。「これはハリにでも行くしかないか」と思ってその まま診療を続けました。夕方になってふと、「ストレスだろうか」と考えま した。でもストレスは何もありません。あるとすれば借金だけでした。そ こで思い至りました。「そうか!これが有名な『借金で首が廻らない』とい |