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意を操り働かせる力の源は、真心だと言えるのではないでしょうか。桃太 郎の持つ優しさは、まさしく真心の象徴と言えます。  ここで、最初に考えた桃太郎の第1の結論を少し書き換えておきましょ う。私はお伽噺の『桃太郎』を「人生の宝物を得たいなら、自分の人生の 主人公である『真心』に目覚める物語」だと読んできました。  主人公である真心は、お爺さん(人類の男性原理である思考)と、お婆さん (人類の女性原理であるイメージ)の合体によって生み出されます。愛と思 考の温かさが、真心を引き寄せます。では主人公は、いつ生まれるのでしょ うか。誰もがみな魂の中に真心を持って生まれ落ちます。しかし本書の前 ....