30 　今思えば、サーフィン、スケートボード、ボードセーリング、スノーボード を全国に（スクール生：約85,000人）広めてまいりましたが、何かが違う、 このままではこれらのスポーツは成長しないと感じました。 　サーフィン発祥の地・ハワイでは、サーフィンは、神聖な自然を敬う 自然信仰から生まれました。太陽、父なる山、母なる海に自然からの恵み に敬意を称しています。 　ワイキキにある、デューク・カナハモクはオリンピック水泳の金メダ リストです。 　今、日本のサーファー（若者たち）は、挨拶ができない、ルール・ マナーを守れない、ただ自分たちが楽しければ何をやってもいいんだ。 という風潮がまんえんしています。 私は、日本古来の神道、仏道、禅道、武道、柔道、人の道、苦行研鑽した 結果、大切なことは心身を鍛錬して自己を見つめなおし、礼節を重んじ 他人を思いやる心、先祖、親、人、自然の恩に報いる心が大切だと感じ ました。 　私達の先人達から教えていただいたサーフィンの知識、海、波と かかわる知恵のこと、そこでの素晴らしい人たちとの出会いから生ま れた絆、生きる勇気と感動をいただきました。 　全国の海岸でのビーチクリーンを行い、水難事故（サーファー）が 起こらないように安全対策を進めていくこと、このライフスタイルを 伝承していくことが私達レジェンドの使命だと思います。 SURF&PEACEはSMILEから。 2009年4月28日　高橋　宜成