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13   開業資金の内訳は、土地建物の建築資金や、建物を賃借するために必要 な保証金、医療機器の購入代金といったモノを購入するための「設備資金」 と、薬品代、家賃、人件費、ドクター自身の生活費などの「運転資金」に大き く分けられます。  設備資金は、モノを買って出て行ってしまうお金なので、あまり高額な医療 機器を購入してしまうと開業後の返済額が大きくなって苦労します。開業直 後は患者の数も少ないので、設備投資が過大にならないよう計画を立てるべき です。そのためには、医療機器等は最小限でスタートし、開業後の収入の伸び 具合を考慮して少しずつ設備投資を増やしていくのが安全と言えるでしょう。  設備資金は、開業前に使うお金なのでいくら必要かはわかります。それに対 して、運転資金は開業後に使われるお金なので、実際に開業してみないといく ら必要なのかはわかりません。開業後は患者数も少ないため通常は赤字にな り、どんどんお金が減ってしまい、とても不安な気持ちになるものです。そうい