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した。すぐに金融機関からいくつかの物件を紹介され、その中で同じ松飛台工業 団地にある物件の購入を即決し、1年後の2013年に移転したのです。  業績が改善してきたとはいえ、かなり勇気のいる決断でした。ただ、この頃か ら私の経営者としての感覚が研ぎ澄まされていくのを実感していました。当時は 民主党政権の終末期で、日経平均株価が8000円前後と市況が冷え込んでおり、 地価も低かったのです。しかし上がったものは必ず下がり、下がったものは必ず 上がります。その後は予想通り、株価も地価も上がりました。今でも良い決断だ ったと思います。  またその頃、5年間の具体的な売上・利益目標を設定した「中期経営計画」を 策定し、産業用自動機械事業だけでは実現不可能な、より高い目標を設定しまし た。それを達成するには新たな収益源となる新規事業が不可欠です。そこで「新 規事業の基本方針」を策定し、これらも経営計画書に明文化しました。 45 第4章成長期