50 女性にとって一番問題となる労働時間に関しては最も頭を使っ た。現在は週三十八・五時間。他の医院に比べるとかなり短い時間 に設定し、スタッフの負担を極力減らすよう配慮した。幼い子ども を抱えるスタッフにはさらに時短勤務の制度もある。 また、出産・育児などで一度、現場を離れても復帰が可能なように、 週一日だけの勤務、午前だけの勤務など不規則な働き方も奨励して いる。「どんなカタチであれ、良い人材に長く勤めてもらうことが、 長い目で見ると医院にとって大きな利益となる」と新見は言う。 新見　女性は人生のステージで優先順位がどんどん変わる。子育