【DO!BOOK・ページリンク】
0000270001   9 / 73

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


9 今でこそ「歯科医師は自分の天職」と熱く言い切る新見だが、そ のスタートは淡々としたものだった。 話は高校時代にさかのぼる。埼玉県の進学校・熊谷高校に進んだ 新見はコンプレックスの真っただ中にいた。進学校で最も重視され るのは偏差値だ。中学では常にトップ集団に入っていたが、上には 上がいるもので、高校での成績は今ひとつ。周囲に比べて、秀でた ところがない平凡な学生だったという。 新見 自分の価値や真価を確認したくて、他人より優れていると ころはどこだろうと、よく自己分析をしていた。強いて挙げると、