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そうしたとき、原田は紹介されてある能力開発のセミナーに参加した。 当時五十七歳。3年間の継続学習が奨励され、六十歳還暦に間に合うと覚悟を決めた 参加だった。たくさんの良質な情報を学ぶ過程で、原田は心に重たいものを感じるよう になった。それは、離れて暮らす夫との関係である。この関係に光を投げかけてくれた のが、幸せな人間関係をつくる「選択理論心理学」だった。    私の人生を阻(はば)んでいた原因が、この学びによって気づかされました。 振り返ってみると、多くの仲間が去って行ったのも、私に原因があったのです。 「私のようなインストラクターになりなさい」 自分の正しさを押しつけ、自分の手足のようにコントロールしようとしていました。皆が去っ たのはバブルが弾けたせいだけではないのだと、ここで初めて自分自身を振り返ることがで きました。  さらに、主人との関係を振り返りました。私は彼を責めていました。英語というハンディ