【DO!BOOK・ページリンク】
0000275001   15 / 56

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


なことになる。ところが聴覚システムの訓練を行うと、 1.2分ほどの極めて短時間で日本語から離れます。 いわゆる国際的になる。音の出だしと母音のところが ハッキリしてきます。むやみに感情を出して母音を歌 い回さなくなるので、遅れる事がなくなる。つまり聴 いている方は爽やかです。演奏する側は表現力が上が り、テクニックも増します。 松下 後ろに送らない、そうかもしれません。歌い出 しの感覚がつかみやすいから、二回目はゆとりをもっ て歌えているのがわかりました。 傳田 聴覚システムを使うと、ちゃんとしたフレーズ の中におさまるようにまとまるから、次の入りの準備 ができるのです。自然に入っていける。リズムが遅れ てないということです。  聴覚システムはあるオリンピック競技の訓練機器と して採用されていますが、もしフィギュアスケートで も使えば、効果てきめんだと思っています。演技前に 13