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 どうしてこんなことが現実に起こるのでしょう。考えてみると結局、こうした症状が出るのは脳の誤作 動と、脳がサボっていることが原因にあるのではないかと思い始めました。年をとると骨粗しょう症で骨 がスカスカになるのも、顔が変わってきてしまうのも、脳の誤作動じゃないか…。  骨というのはつねに代謝を繰り返していて、古い骨を溶かし、新しい骨へと作りかえています。全身が 入れ替わるのには 14 ヵ月ほどかかるそうですが、何らかの理由で新しく作られる量よりも壊す量の方が多 くなると、骨がスカスカになって骨粗しょう症になる。一般的に骨粗しょう症が起こる原因として考えら れているのはカルシウムの不足によるもので、遺伝や生活習慣が危険因子として大きくかかわってくると いわれています。しかし、私は骨を入れ替えている過程で脳が誤作動を起こし、溶かしたところに新しい 骨を作るのを忘れちゃっているのではないかと思うのです。多くの人は年を取ってシワが寄る原因は、顔 の水分が減り、皮膚がたるむからだと思っていますが、どうもそれだけではない気がします。昔きれい だった人が、歳を重ねると見る影もなくなるというのは「骨格」自体が変わってしまうからじゃないか。人 間の体の仕組みとしては、左右が対称になるようにプログラムされているけれども、脳のプログラムが 100%働いていないから、身体全体がアンバラスになって痛みやたるみが生じるのではないかと思うの です。事実トレーニングを受けた方から、顔が左右対称になったという報告を多く受けています。 23