37 ていけると思っていたのですが、IBとかAPとか知らない入 試の名前が出てきて、志望大学もアメリカとイギリスの名 門大学の名前しか出てきませんでした。話が全く噛み合わ なさすぎて、場違いとはこのことかと実感しました。 結局、大会当日に百日咳にかかってしまい、私は大会を棄 権することになりました。 閉会式には参加したのですが、他国のチームが授賞式でス ポットライトを浴びているのをみて、心底悔しさを感じま した。同じ舞台に立ちたかったという悔しさはもちろん、 自分はまだこの会場にいる同級生と戦う資格すらないこと への悔しさが込み上げてきました。天狗になって努力を怠 っていた怠け癖への悔しさ、ディベートスキルがなさすぎ ることへの悔しさ、そして視座が低いことに対する悔し さ。様々な悔しさが心の中で渦巻きながら、私はクアラル ンプールを後にしました。 この大会には私以外にも日本人参加者がいて、道中いろん