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41 取り組んだ課外活動、先生からの推薦状といった様々な書 類をもとに、包括的に受験者の学力、人格、個性を評価し ます。そしてその評価が大学の理想像にあっているかどう かによって合否を決めます。このアドミッションポリシー を取ることによって、大学が理想とする学生を合格させや すくなります。また、勉強以外の活動も評価の対象になる ため、受験者も勉強以外の活動に取り組みやすくなり、主 要科目に収まらない個性や興味を深めることができます。 しかし、アメリカのアドミッションポリシーにも問題点が あります。 それは合否の評価の主観性が正当化されていることです。 昨年ハーバード大学がアジア人の受験者を不当に減点して いるということで起訴され、結果裁判で敗訴しました。こ れはアメリカの大学に出願する優秀な中国や韓国からの高 校生の数が多すぎて、優秀さだけではアメリカの高校生を 合格させることができないからだと言われています。アメ