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11 ーー市場のニーズの変化ーー 昭和から平成の中頃にかけて、歯医者が技術者と見られる風潮が強かった。 患者は歯医者へ行き、痛いところを削り、補修する。歯を抜くことで痛みを取り除く。自 分の歯がダメになったら、代替品を入れる。 悪くなった「部品」を交換しに行くというようなイメージである。 対して今の歯医者に求められるものは、痛くなってから行く、治療のための歯医者さんで はなく、歯科医院の大きな役割として挙げられるのが、悪くならないために行く、いわゆる 「未病」のための歯医者さんである。 悪くなってから元に戻す治療をするとなると高い費用がかかってしまう。そうならないため に、歯の矯正や、クリーニング、メンテナンスなど事前に、様々なことをする必要があると 思う。その上、矯正治療は、歯並びを綺麗に見せることもでき、美容効果も期待できる