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35 ーー歯の面白さに気づいたーー そんな池田が、歯科医師として本気で自身の技術を研究しようと思ったのは、実家の歯科 医院で働くようになった、27歳の頃だったという。 それまで東京、埼玉の医院を経てきて、仕事の一環として歯科治療に関わっていた。 長野にある実家の医院に勤めるにあたり、もう一度歯科治療について勉強しなおした。 すると、それまで気づけなかった歯という分野の面白さに気づいた。 歯医者の治療は、プラモデル作りに通じるものがあるという。 ひとつひとつのパーツを綺麗に磨く。別の部品との整合性も考えなければならない。最終 的に各パーツが合わせる。 こうして、ひとつの芸術品が出来上がる。 「歯の仕事もそれに繋がるものがあって、いかに綺麗に見せるか、整えて見せるか。一見す