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16 辞め、必死に働 いてくれた。 親は子供のため、子供が将来独り立ちして、社会で生き抜いて いく上で必要な能力を持たせようと、時には罵倒し、何とか前 を向 かせようとしたのかもしれない。 でも、そんなことは子供には分からないし、理解もできない。 そんな状態だったので、子供の頃はほとんど褒められること もなかった。いつもお前はだめだと言われ続けていた。 そのため子供なのに夢もなかった。 だから親に反発した。 いや、反発を超えて恨んでいたのかもしれない。 だから私は親父が大嫌いだった。 お父さんを尊敬している友達とか、お父さんと仲良くしてい る同級生を見て、別世界の出来事、何かドラマの中の出来事く