68 以上に叱 り、そして親以上に愛情を込めて育て上げていった。 彼らも親元を離れ、言葉も文化も違う異国の地に来て、沢山の 不安で押し潰されそうになる中、必死に学んでいく姿は感動 であり、頭が下がる思いでもある。 何でこんなことが覚えられない。と思っても、その思いを押し 殺し何度も、何度も繰り返し教える先輩たち。 どちらが根負けするかみたいな闘いにさえ見えて来る。 そして一人前に育ってはじめて戦力となっていく異国の若者 たち。 私はそれ以前は仕事の関係もあり、個人的にもまったく海外 には興味がなかった。私が少なくとも海外を意識し、いつか海 外進出を果たそうとするとは、夢にも思わなかった。 しかし環境というものは素晴らしいもので、海外の若者を受