【DO!BOOK・ページリンク】
c000000013   3 / 8

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


3 ■ブルボンの名前のいわれはなんですか。 三代目社長の吉田高章が、商品の知名度を高めるために洋風なお菓子に相応しい商標を考案しブルボンと 命名しました。いろいろなことを参考に考えたと聞いていますが、詳しいことはわかりません。 ■ブルボンと地震とは切り離せないと思うのですが、キャッチフレーズの「おいしい笑顔の真ん中に」はそ こから生まれた言葉ですか。 ブルボンのキャッチフレーズは「おいしい笑顔の真ん中に」と「おいしさ、思いやり、いつもいっしょに」 の二つがあります。 「おいしい笑顔の真ん中に」は、昔から使っていて、 お菓子は人の心を和ませたり、会話を弾ませたり、笑 顔にしてくれるものですので、みんなの生活や笑顔の 真ん中にお菓子があってほしいと願っているもので す。 また「おいしさ、思いやり、いつもいっしょに」は、昨今の大規模災害に際しお菓子の支援物資をお届け する中で感じたことです。被災された方々の心に寄り添い、癒し支えたいという思いがあります。避難所な どでの緊迫した非日常の生活において、おにぎりや豚汁などのお腹を満たすものも大切ですが、お菓子は心 を癒す働きもあり、大人も子供もホッとした笑顔になるひとときを与えてくれることから思いを伝えていま す。災害時には支援を優先し社会に役立つ企業であり続けることを精神として受け継いでいきます。 ■ブルボンの本社ビルについて教えてください。 以前は市内松波地区の工場敷地内に47 年間本社を置いていましたが、創業90 周年を機に創業の地に戻っ てきました。 柏崎では近年、相次いで大きな地震を2 回経験しました。この場所では、中越地震の前までは米菓を作る 駅前工場が稼働していましたが、建物の老朽化もあり生産設備を松波の工場に移すなどし、さらに中越沖地 震後は更地にして駐車場として利用していました。 2015 年(平成27 年)春に竣工した新しい本社ビルは「安定性と多様性」を設計コンセプトとして、4 つの 矩形平面を連結したバランスの良い構成で、4 面にガラスの開口部を規則正しく配置し、機能的な空間の快適