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ものであった。若いころから夢を見ていた原石こそ「ピノキオ」であり、敬服するばかりである。 目に見えない「知覚できないもの=宇宙線=霊魂」などの事柄で、これからのピノキオの戦いは始まる。幻想、幻聴との戦いは決して楽なものではかった。 この世の科学では、まだ解明されない病だった。それに挑んだピノキオは学者でも科学者でのない普通の人である。 イーは、幻想の中で日々、生きた。あるときは、架空の声に引きずられさ迷った。時にその事が物語になり、現実に戻れない時もあった。 ある時は、どこに行っても、幻想、幻聴から離れられず、悲しみに浸った、眠ることすらできなく、永遠と、5,6年、脳ふフル回転であった、イーは誰もいないのに、怒ったり、癇癪を起したが、誰にも分からない事実に怯えた。 今そのようなことから、ある時、書に向かったのだ、書く事で現実を見た。ワープロと 部屋で、書きつのったのが、この書の始まりである。 永遠と続く幻聴から、離れるため、智慧を振り絞り描いた。ピノキオは、思考 の違いに気ずいた、何か中心で、何に心を寄せていくが分かり始めた。ただ単に、幻聴を感じて、それをそのまま生きていく事の「無意味さ」があり、幻想はピノキオの心を寄せることではなく、身近な人への感謝で、心して意識を変えていかなければならない。 架空の声と言うのは、空間の誤りのようだ。聞けば聞くほど、悪い行いや心情に振り回され、疲れ果てた事もあった。法経でも、「虚空の声」と言うものもあり、雑念や欲などの貪りで、次から次えと悪い事態に変わる事もある。